ガイジにラブソングを

不労所得を目指したいADHDガイジマンが思ったことをつらつらと。

リスクマネジメントができない

また更新が先延ばしになってしまった。けれど今回は特別な理由がある。実は一週間ほどインフルエンザで寝込んでいたのだ。

話は二週間ほど前の日曜日に遡る。ここ最近メイプルストーリーにハマり7人目のキャラクターをレベル100にしようと何時間もパソコンに張りついていたのだが夜になるにつれて喉がイガイガして声が出づらいことに気づき体温を測るとちょうど微熱程度の発熱があった。しかしここでもう寝ようとは思わずに私は結局夜中一時頃までずっとレベル上げをしていた。

そして月曜日。関節の痛みと激しい発熱で目が覚めると同時にひどい風邪をひいたと勘違いをするようになった。起きた時点での体温はゆうに38度を超え、今思い返してもどう考えても普通の風邪とは言い難い。それなのに私はまだこの症状が普通の風邪だと勘違いして一日を過ごしていた(もちろんネトゲも欠かさずにレベル上げをし目標のレベル100に到達した)。火曜日になってもその症状は続いたままだったが私はまだ自分の体調に関して疑問を抱かない。この日は診察日だったため治まらない熱とひどくなっていく咳にふらふらしながら病院へと向かった。私の通う病院は全国的に見てもかなり有名でその筋の権威とされるような病院で、診察の待ち時間は予約をしていようが常に三時間以上は待つというADHDには地獄のような場所だ。更に体調不良が加わったことで私は待ち時間の間ずっとぐったりとしており正直なところ記憶が今でも曖昧でいる。長い長い待ち時間を経て診察を受けると医者は私の体調の変化を見逃さないで「本当に大丈夫?」と問いかけてきたがここで私は変な意地を張り「ただの風邪なんで」とあたかも自分には何も問題がないという返事をしてしまった。医者が大丈夫かと聞いてきた時点で傍から見ても異常というわけなんだろうに。まだこの症状を風邪だと信じて疑わない私は風邪にいいとされるありとあらゆる民間療法に手を出した。ビタミンCを取る、エナジードリンクを飲む、ねぎをたくさん食べる、紅茶やハーブティーを飲んで体を温める、体にいいスパイスを食事に取り入れる、足湯をする…一日でこれだけの民間療法を試す人間もそうそういないだろう。ここまでやったのだから明日には熱が下るだろうと変な確信を得た私はネトゲをやらずに病院から帰りすぐに眠りについた。明日には治るという確証もない自信を抱いたまま。そして水曜日の朝がやってくる。目が覚めると同時に治るどころか悪化している体調に気づいた。体温を測るととうとう40度まで熱が上がっていて、それを見てようやく私は内科へとかかることを決めたのだ。そして検査を受け五分もかからないうちに医者が結果を私に報告する。検査キットにはくっきりとインフルエンザの反応が出ていた。

…こうして書くとおかしいと気づくポイントはこれでもかというほどにあったはずだ。私はどうしても危機管理能力というか、リスクマネジメントが下手な生き物でいくら体調が悪くても体が言うことを聞くうちは健康だと思いこんでしまう節がある。今回もその悪いケースで高熱が続いているにも関わらず私は医者から言われるまで自分がインフルエンザだと気づくことはなかった。発達障害を抱える人は痛みに鈍かったり自分の体調の変化に気づきにくいとはいうがここまで気づかないのもなかなかに珍しいと思う。

来年以降の話になるが私にとって大きなイベントが待ち構えているので上手くリスクマネジメントができるようにならなければいけないが、この様子だとそれができるようになるにはあと五年以上はかかりそうだ。早急に危機管理能力をつけなければいけない状況であるにも関わらずこの体たらくぶりとは…自分自身に嫌気がさす瞬間だ。本能的に「これは危ない!」と判断できるようになるためにはもっと自己理解が必要だ。自分の体調不良のサインはどこなのか、どこまでがセーフのラインなのか…あまり考えてこなかった分野でもあるため正常な判断ができるようになるためにも今一度頭の中を整理せねば。

 

 

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